小学生の習い事は何個が多い?月額費用の平均はいくら?調査データで比較

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小学生になると、周りの子どもたちはどのくらい習い事をしているのでしょうか。

「習い事を2つ、3つと掛け持ちしている子もいるけれど、実際には何個くらいが多いんだろう?」

「毎月の習い事代は、平均するといくらくらい?」

そんな疑問があり、調べてみました。

ベネッセやソニー生命、文部科学省などが調査結果を公開しているので、それらのデータをもとに、小学生の習い事の数や月額費用をまとめてみます。

小学生の約7割が有料の習い事をしている

まず、小学生のうち、どのくらいの子どもが習い事をしているのでしょうか。

ベネッセが2024年2月に実施した「小学生の習い事調査」では、有料の習い事をしている小学生は70%という結果でした。

小学生の約7割が有料の習い事をしている

つまり、小学生の約7割が何らかの有料の習い事をしていることになります。

反対に、有料の習い事をしていない小学生は30%です。

なお、この割合は、第一子から第三子までの子ども計15,161人を対象とした事前調査から、小学生について集計したものです。

ベネッセは別途、全国の小学1~6年生とその保護者3,096組を対象に、習い事の詳しいアンケート調査も行っています。

また、この調査は「有料の習い事」が対象なので、無料の活動などに参加している子どもについては、この数字だけではわかりません。

小学生の習い事は何個が多い?

では、習い事をしている小学生は、いくつくらい掛け持ちしているのでしょうか。

ベネッセの2024年調査では、有料の習い事をしている小学生について、習い事の個数別割合も公開されています。

小学生の習い事は何個が多い?

最も多かったのは「1個」で45.2%。

次いで「2個」が33.9%となっています。

1個と2個を合わせると79.1%なので、習い事をしている小学生の約8割は、1~2個という結果です。

一方、3個以上の習い事をしている小学生も20.8%いました。

約5人に1人が、3個以上を掛け持ちしていることになります。

なお、この調査では「4個以上」がひとまとめになっているため、正確な平均個数まではわかりません。

ただ、個数別の割合を見る限り、1~2個が中心となっているようです。

小学生の習い事には毎月いくらかかる?

続いて、気になる習い事の費用についてです。

習い事の月額平均費用は16,676円

ベネッセの2024年調査では、1か月あたりの習い事の平均費用は16,676円でした。

単純に12倍すると、年間では約20万円になります。

ただし、これは月額平均費用を12倍した参考額で、入会金や臨時の出費などを別に計算したものではありません。

また、ベネッセの調査では、水泳やピアノなどの習い事だけでなく、学習塾や通信教育などによる有料の学習も対象に含まれています。

そのため、スポーツや音楽などの習い事だけにかかる平均費用とは異なります。

2021年と比較すると2,205円増加

ベネッセでは、2021年6月にも同様の調査を実施しています。

月額平均費用を比較すると、2021年が14,471円、2024年が16,676円でした。

小学生の習い事には毎月いくらかかる?

2021年から2024年までの約3年間で、月額平均費用は2,205円増加しています。

ベネッセによると、習い事の数や頻度には大きな違いが見られなかったとのこと。

費用が増えた理由として、物価上昇の影響も考えられるとしています。

ただし、この調査だけで費用増加の原因を特定できるわけではありません。

ほかの調査では習い事の費用はいくら?

ベネッセ以外にも、子どもの習い事や学校外教育にかかる費用を調べた調査があります。

ただし、調査によって対象となる費用の範囲が異なります。

ソニー生命の2026年調査では月平均16,420円

ソニー生命が2026年3月に発表した「子どもの教育資金に関する調査2026」では、小学生の学校外教育費は月平均16,420円でした。

この調査の学校外教育費には、次のようなものが含まれています。

  • スポーツや芸術などの習い事
  • 通信教育などの家庭学習
  • 学習塾などの教室学習

つまり、習い事だけでなく、家庭学習や塾などにかかる費用も含んだ金額です。

ちなみに、この調査で小学生が行っている学校外教育の平均個数は1.7個でした。

ただし、この1.7個には家庭学習や教室学習も含まれるため、「小学生の習い事の平均は1.7個」とは言えません。

文部科学省の調査では?

文部科学省の「令和5年度 子供の学習費調査」でも、学校以外での活動にかかる費用を調べています。

公立小学校に通う子どもの学校外活動費は、年間平均256,489円でした。

月額に換算すると、約21,374円です。

この学校外活動費は、大きく2つに分かれています。

費用の区分具体的には?年間平均月額換算
補助学習費学習塾の授業料、家庭教師代、通信教育費、教材費など112,485円約9,374円
その他の学校外活動費水泳・ピアノなどの月謝、道具の購入費、キャンプなどの参加費144,004円約12,000円
合計–256,489円約21,374円

※公立小学校の調査結果。月額は年間平均額を12で割った参考値です。

「補助学習費」は、学習塾や通信教育、家庭教師など、学校の勉強を補うための費用です。

一方、「その他の学校外活動費」には、水泳やピアノ、習字、英会話などの習い事にかかる費用が含まれています。

こちらの金額は、年間144,004円、月額換算で約12,000円でした。

ただし、習い事の月謝だけでなく、スポーツ用品や楽器の購入費、キャンプなどの体験活動にかかる費用も含まれています。

また、習い事をしていない小学生も含めた平均額なので、習い事をしている子どもだけの平均月謝とは異なります。

なお、私立小学校では学校外活動費が年間709,667円と、公立小学校よりもかなり高い結果になっています。

このように、公立・私立でも費用には大きな違いがあります。

※文部科学省の調査結果は、2026年1月16日に公開された訂正版の数値を使用しています。

小学生の習い事は学年によって違う?

小学校の低学年と高学年では、習い事の状況に違いがあるのでしょうか。

東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所が共同で行った「子どもの生活と学びに関する親子調査」では、2015年から2023年までのデータを使って、習い事の実態を分析しています。

この調査によると、小学生のうちは、習い事をしている子どもがおおむね7~8割を占めています。

ところが、小学6年生から中学1年生になると、その割合が大きく下がっています。

中学生になると、習い事をしている子どもの割合は5割を下回る結果でした。

ただし、この調査では学習塾を習い事に含めていません。

中学生になって習い事をやめたり減らしたりする一方で、学習塾に通うようになるケースも考えられます。

また、文部科学省の調査では、公立小学校の6年生になると、学校外活動費のうち学習塾などの「補助学習費」の割合が「その他の学校外活動費」を上回っています。

小学校の高学年になるにつれて、学習塾などにかける費用の比重が大きくなる傾向が見られます。

調査によって習い事の割合や費用が違うのはなぜ?

ここまで紹介した調査では、習い事をしている割合や費用に違いがありました。

その大きな理由のひとつが、「習い事」の定義です。

小学生によくある習い事の例
小学生によくある習い事の例

今回紹介した4つの調査について、対象となる活動や費用を整理してみました。

調査調査対象となる習い事・費用
ベネッセ(2024年)有料の習い事。学習塾や通信教育なども含む
東京大学・ベネッセ共同調査学習塾を除く習い事やスポーツクラブ
ソニー生命(2026年)スポーツ・芸術系の習い事、家庭学習、教室学習
文部科学省(令和5年度)学習塾、習い事、体験活動、教材・道具の購入費など

例えば、ベネッセの2024年調査では、有料の習い事をしている小学生は70%でした。

一方、東京大学・ベネッセの共同調査では、学習塾を除いた習い事をしている小学生が約8割というデータになっています。

調査対象者や調査方法、習い事の定義などが異なるため、そのように結果にも違いが出ています。

費用についても、調査によって集計方法が異なります。

ベネッセの2024年調査では月額平均16,676円、ソニー生命の2026年調査では月額平均16,420円でした。

金額は近いものの、ソニー生命は習い事に加えて、家庭学習や教室学習にかかる費用も含めています。

さらに文部科学省の調査では、月謝だけでなく、教材や道具の購入費、体験活動などの費用も含まれています。

また、習い事をしていない子どもを平均に含めるかどうかによっても、金額は変わります。

このように、調査によって集計する範囲や対象者が違うため、結果を単純に比較することはできません。

「小学生の習い事の平均は何個で、月謝はいくらなのか」を調べる際には、数字だけでなく、何を対象にした調査なのかも確認する必要がありそうです。

まとめ|小学生の習い事は1~2個が中心

今回は、小学生の習い事の数や月額費用について、各種調査データを確認してみました。

ベネッセの2024年調査では、有料の習い事をしている小学生は70%。

習い事をしている小学生のうち、1個が45.2%、2個が33.9%で、約8割が1~2個という結果でした。

また、同じ調査での習い事の月額平均費用は16,676円となっています。

ただし、学習塾や通信教育を含むかどうかなど、調査によって対象が異なる点には注意が必要です。

習い事の数も費用も、家庭によって事情はさまざまです。

今回の調査結果は、ほかの小学生がどのくらい習い事をしているのかを知るための、ひとつの参考になりそうです。

参考資料

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